※覚書であり、所感であり、主観の混じった散文です。原作はただいま履修中。
今期はこれと遊戯王セブンスぐらいしか追っかけてないのでこういうのもあれですけど今季イチオシです、ありがとうございます。
1話の始まり、坂で息が上がる初老の男性から始まってビビった…
櫻井さん、もとい金田一京助のモノローグ。過日を振り替える形で物語に入っていく…
えっ?好きなんだが???石川啄木は若くして亡くなったのは知ってたんだけど調べてみたら26歳という若さ…まだ初老の頃だろう京助さんが振り返る形式なのずるくない??結末は死に別れなのわかりきってるけどずるくない?????という感じでした。
雰囲気も全力でいい、これはいいな…。
最後の最後に、石川くんが看板を掛けているところからすっと、年老いた京助さんに移動して、あぁ、これも長くは続かなくて、京助さんの懐かしい思い出、というスタンスなのがまた胸にくる演出…2話以降も思い出の場所で京助さんが石川くんとの思い出をなぞっていく形式なのでしょうか…楽しみですね……
「こころよい仕事」ということで、きっかけとなる最初の事件のお話。
推理パートはシャーロック・ホームズのような、現場から読み取れることを丁寧に説明してくれているので見やすくて楽しい。小栗邸での推理場面は想像をかきたてるような言葉をうまく使ってるの好きだわ…落語って笑われてたけどw
今回は「真犯人」にたどり着かなかったの、後々たどり着くんじゃないんですかね…
荒川銅山の鉱毒事件に関わりがあるそうだし、石川くんの「真犯人は僕のような人」という言葉もひっかかる…それから小石川の炊き出しの話なんかも気になる。繋がってるかどうかはわからないけど、わざわざ話に出てくるんだから何かしらわけがあるのでは?
OPで意味深な男が現れるのも気になるし…
ゲスト声優の諏訪部さんの森鴎外ずーっと聞いていたかった、マジで好き
あと事件に関していちいち京助さんの反応が可愛い、ぎゃあああああってガチビビりの叫びも、刑事に詰め寄られてひぃって声あげるのも可愛い…いい人なんだなぁ…
そう京助さんのいい人エピソードとして最後のあの、本をすべて売り払った40円を石川くんにあげちゃうあれ。あれ見ててめちゃくちゃ泣きそうになった……
だって「自分には才能がない」「でも文学の世界から離れられない」って自分でも発言してる。かなり値の張る文学の本、すべて売って40円なら買う時はもっとしているはずの本を、買ってしまうぐらいには未練がましい気持ちがある。その未練さえも自分の未来の可能性さえも石川くんのために投げ出すって相当ですよ…あの何とも言えない笑みのようなあの顔……私は京助さんの石川くんへの、その感情をどう受け止めればいいんだ……
石川くんは石川くんで、見栄はきるわ厚顔無恥を体現したような態度だわ、小栗邸からの帰り道で自然と京助さんに牛鍋をたかるほどの人たらしだわ、本当にもう、どうしようもねぇ奴じゃん……京助さん逃げて…って思っちゃう……
あの帰り道で、詩が思い浮かんだのはそのままだと思うんだけど、「君との友情が詠ませた
」っていうことで奢ってもらう気満々だったんじゃね???とか思っちゃって笑っちゃった。京助さんもチョロイから……
しかし一つ言わせてもらうのであればOPの映像はどうしたんだ…!なんだろう、この全力で顔の良さとあざとさと石川くんと京助さんの2人の全力推しのこの感じ、めちゃくちゃ恥ずかしいぞ…!!!なんでBLっぽくしちゃったの!!!!!わざわざ狙うなそこを!!!!!
EDは可愛い、ポップアップなテンポ可愛い。最初の静かなverで全部通しても聞きたい。NOW ON AIRさん声も歌も好きだな……
いやぁ、本当にこれからの展開が楽しみですね…!!